ネパールのいろいろな事情

どうも、ラオトです。

 

ネパールを離れて早1週間。まだネパールネタで引っ張ります。

今回はカトマンズ、ポカラの治安についてとトレッキングの際のスマホの電波、食費についてまとめていきます!

 

 

カトマンズ、ポカラの治安事情

カトマンズやポカラと言ったネパールの主要な街の治安についてです。治安が良い悪いと言う言い方をしても感じ方は人それぞれだと思うので、僕がどういう風に感じたかを紹介します。

 

  1. 客引きが多い

カトマンズ、ポカラにはたくさんの客引きがいます。主にタクシー、大麻、風俗がメインです。たまにリンゴなどのフルーツを自転車の荷台で売り歩いてる人も声をかけてきます。

 

まず、タクシーについて。

タクシーの客引きはそこら中にいます。横を通り過ぎれば、「タクシー乗らないか?」と声をかけられる。大丈夫だよと断れば特にしつこくもされません。逆に自分がタクシーに乗りたいときはすぐに捕まるので便利。向こうから声をかけてきた方が気持ち的にも値段交渉しやすいですしね(笑)

 

次に大麻と風俗。

これはだいたいセットで聞かれます。パターンは2つ。自転車タクシーの兄ちゃんか道端に立ってる兄ちゃんか。自転車の方は人通りの多いところで客待ちをしていて、「どこ行くの?乗せてくよ。」と、タクシーと同じ感じで声をかけてきます。断ったら次に、「マリファナ?ジキジキ(風俗のこと)?」と。ほとんどの場合断ればそれで済みます。たまに例外がいて、自転車で後ろから近づいてきて声をかけてくる時もあります。これはついてくるから少しめんどくさい(笑)

もう1つの道端の兄ちゃんの方は前を通るときに「マリファナ?ジキジキ?」と。これも断ればしつこくはされません。

 

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赤が売人で青がタクシー。ネパールの一般的なタクシーはみんなスズキの軽でこのカラーリングです。

 

僕の印象としてはネパール人は全体的にがめつい感じはあまりありません。穏やかで人が嫌そうだったら察してくれるような印象。売人系は、「ニホンジン?コンニチハ!」などと陽気に声をかけてくることもあるので慣れないうちはついつい返事をしちゃいます(笑) しかしそれでも断れば問題なし。

タクシーや売人にどれくらいの頻度で声をかけられるのかと言うと10分も歩いてればタクシー2、3回くらい、売人には5、6回は声をかけられます。そのくらい多いです。

多いですが、かと言って治安が悪いようには感じませんでした。ちなみにポカラは昼間から声をかけてくるような売人はいませんが、カトマンズは昼夜問わずです。

 

 2.バンダ

日本人には聞き覚えのない言葉かと思います。バンダはネパール特有のストライキのようなもので市民による政府への抗議活動のことを言います。バンダが起こるとその地域の店はほぼ全て閉まり道路も封鎖されます。最近は頻繁に起こることは無いそうですが、僕らは食らってしまいました(笑) 僕らがポカラからカトマンズにバスで移動してる間にカトマンズの方でバンダが起きました。途中まで順調に進んでいたのですがカトマンズまで残り25kmほどのところで渋滞して完全に動かなくなってしまいました。通常は朝7時に出発し、8時間ほどの乗車で夕方にはカトマンズに着くバスなのですが僕らがカトマンズに着いたのは24時ごろ。乗車時間17時間。あざす。バンダはたいてい10時ごろには収束するそうです。バンダが終わりようやく道路封鎖が解かれたわけです。僕らはバスの休憩所でお昼を食べていなかったので大変でした。もちろん24時にカトマンズに着いたところで近くに空いてるお店など無かったので朝まで飯はお預け(笑)

 

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最初は何が起きているのかもわからなかった大渋滞。みんな車から降りて体を伸ばしています。

 

事前に予告されているバンダもあり、この場合は事前に情報をキャッチすることもできるそうなので、ネパールに行く際は心の片隅にでも留めておいてください。バンダでは暴徒化することもあり銃撃戦になった例もあります。バンダが起きていることがわかったら、外に出たところで全て閉まっているので旅行者は宿で大人しくしているのが良いでしょう。

 

 3.旅行者への犯罪

アジアといえば盗みが頻繁にあるようなイメージの方が多いかと思います。おそらくネパールにもそう言った類の人達はいると思います。人の賑わう、寺院などの観光スポットではスリなどは起きてもおかしくありません。スワヤンブナートでは少年が僕の財布とスマホを獲物を追うような目でじろじろと見ていました。僕はポッケなどにはしまわずバッグに入れて持ち歩いてたので盗まれませんでしたが。これはもう自己管理でしょう。しっかりしていれば問題はないと思います。脅されたり無理矢理盗られたりなどもありませんでした。

あと最近飲み屋で日本人が殴られることがあったそうです。詳しい状況はわかりませんが、お酒の場でのそういった事件はどこでも起こりうると思います。

 

以上がネパールの治安についてです。ネパール人は良い人が多く感じられ、トラブルはありませんでした。バスは食らいましたが身の危険があったわけではありません。ネパールにはたくさんの民族が共存していてとても複雑な環境になっています。それ故に自らの自由と権利のために立ち上がる人達が多いのでしょう。バンダに遭遇してしまったら僕ら外国人の出る幕はありません。大人しくしてるだけです。ネパールの治安はアジアでも比較的良いと言われています。先ほども書きましたがネパール人は良い人が多いです。だから逆にこちらの態度も大切になってくるのではないでしょうか。笑顔で接していればトラブルは避けられる!知らんけど。

 

 

・トレッキング中の電波事情

実際トレッキングに行くとなると、どこでスマホの電波が拾えるのかって気になりますよね。僕はネパールにいる間はNcellのSIMを使ってました。値段は契約するお店によって変わるので一概には言えません。僕は16GBのパケットを購入してSIM代込みで3100ルピーでした。後で気づきましたが、他より高い場所で契約した気がします。16GBだったらSIM代込みで2500〜3100くらいが相場かと思います。

 

そしてこのNcellがトレッキング中にどこで電波を拾えるのかをマップにマーキングして紹介します。

 

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こちらが今回通ったルートにマーキングしたものになります。

=通信状況良好。ナムチェなんかYouTubeがサクサクでした(笑)

黄色=入ったり途切れたり、または入るけど通信速度は遅い。

=圏外

 

ゴラクシェプの手前で氷河があります。氷河の手前で50mほどの登りがあるのですが、これを登り切ったところでもわずかに電波が入りました。電波が入ったのを確認できただけで通信状況はわからないのでマップでは赤にしてあります。

 

電波が入らないところでも村に滞在している間はエベレストリンクという有料のWi-Fiが使えます。確か10GBで2500ルピー。僕は使ってないので詳しくはわかりませんが、他の人が使ってる様子を見ていると通信状況は最悪のようでした(笑)

 

 

・トレッキング中の食費事情

これに関しては申し訳ないですが写真などを撮っていないためあまり詳しくは説明できません。

 

簡単に言えば進めば進むだけ物は高くなっていきます。歩きはじめは1番安いララヌードルで300ルピーくらい。ゴラクシェプだとそれが500ルピーくらいになります。毎食ララヌードルというわけにもいかないのでもっと食費はかかるでしょう。ゴラクシェプだとはツナサンドで700か800くらいだったかな。覚えてるのはナムチェでドーナツ1つ450ルピーとかだった!

 

飯のレパートリーですが、これはすごい!どこもレパートリー豊富でトレッキング中に食に飽きることはありません。まあダルバート食っときゃ飽きない! 

Dal bhat power 24h!!!!

 

飲み物はカップで頼むよりポッドで頼んだほうがお得です! 1人だとポッドは多いかもしれませんが仲間がいる際にはぜひ!

 

 

 

ネパールはお金もそこまでかからず平和に滞在できました。たぶんトレッキング無しで2週間くらいの滞在だったら5万円くらいの予算でも間に合うんじゃないかな。もちろんその人のスタイルにもよると思います。

ヒンドゥー教チベット仏教が共存し、多数の民族が暮らす国、ネパール。世界的に有名なシェルパ族やグルカ族(正確にはグルカという地域に暮らす戦闘に長けた民族をまとめてグルカと呼んでいるそうです)もネパールの民族!

とてものどかで気に入りました!また行きたい!

 

これでネパール関連の記事は一旦おしまいです。次回以降は違う国のことや僕の趣味、地元なども記事にしていこうと思うので今後ともよろしくお願いします。

 

それではさよなら!